S16 最高1924最終1902 Mikoto天地雷瞑スタン
1.挨拶
こんにちは。美琴(@misaka3510r)です。今回はボスラッシュ以降ずっと使い続けてきた"瞑想クレセリア+メガリザードンY"の、自分なりの最終結論となるので是非目を通して貰えたらなと思います。
2.構築の方向性
受けて攻め返すプレイングが好きだと言うこと、瞑想クレセリアの準備が整う前に頭数で負けてると怪しい事が多いという2点から、リザードン構築としては異形の保守的思考で組む事にしました。
3.ボスラッシュ以降の大きな構築の変化
ボスラッシュでの成績は、ある種の環境読みが上手く決まっただけという、ある意味上振れの面が多かったので、ダブルレートとの環境の差に戸惑う事がとても多かったです。
しかし、ボスラッシュでの結果があるのでこの構築が強いと言うことだけは絶対的自信を持っていて、何度も何度も調整や持ち物を弄りながら1年間使ってきました。
1番最初の変更はジャラランガです。ジャラランガは確かにリザードンとの攻撃補完が優秀で、リザードン構築本来のパワー重視のプレイングが取りやすかったです。しかしバンギラス+カプ・レヒレの構築に対してジャラランガが打点は取れるものの有利とは言いきれず、窮屈な立ち回りを強いられていました。そんな時相談ツイートをしたら「カミツルギでいいじゃん。」と言われて、僕自身もカミツルギが完全回答だと思ったのでそのままスムーズに採用しましたが、最終的にカプ・ブルルになりました。
2番目最初の変更はクレセリアの持ち物です。フォロワーのコロ助2(@poke_nachu)さんとボスラッシュ以降瞑想クレセリアの話をしていた時に、たこーだい(@tako_dai_)さんがS8で最終1位を取った【VGC2018 WCSレートS8最終1位 レート1960】バシャキザンクレセ【ポケモン USUM ダブルバトル】 - EMOLGAMEこの並びが強いと言う話になりました。で、この構築の瞑想クレセリアがエスパーZでの採用になっていて、その選択肢もある事に気付きました。
時期的にはWCS2018の前後です。ダブルレートにはDDラリアットを持ったガオガエンを入れたサーナイト構築が増えていました。DDラリアットはエレキシードによるB上昇を無かったことにしてくるのでクレセリアで詰め切るプレイングがこれで一瞬で破綻してしまうことに困っていました。しかし威嚇を入れようにも叩かれてしまう事があるので威嚇から入れるという事は出来ません。という時にこの記事を思い出してクレセリアをエレキシードからエスパーZに変える選択をしました。
これにより瞑想クレセリアのお供としてカプ・コケコを出さなくても大丈夫になりました。元々エレキシードで補ってた物理耐久はPT内に2体入ってる威嚇持ちが横で蜻蛉返りしていれば大して困らないのでこれで良しとしました。
3個目の変更はカプ・コケコです。WCS直前の調整でSuica(@Suica_0401)さんと戦ってた時に、球持ってる意味なくね?って言われて(⚠️眼鏡かZにしてパワーあげた方がいいだろという意味)、でも僕としてはなるべく2Zは避けたくて色々と記事を見ていたら、せぱる(@sepal_calyx)さんのJCSの構築記事に辿り着きました。【WCS2018】ラグウォーグル - カステラのザラメ
その記事のカプ・コケコは突撃チョッキを持っていて、見た瞬間にこのコケコで間違いないだろうという確信に近い物を感じました。
というのは、カプ・コケコでカプ・テテフのフィールド塗り替えれたら強いよなぁってずっと思っていて、その立ち回りが取れるカプ・コケコだったからです。
この後細かい変更が何度もありました。
4.構築紹介
まもる
おいかぜ
ねっぷう
ひかえめ
(実数値)165-98-98-165-105-152
(メガ後)165-98-99-220-135-152
(努力値)92-0-0-164-0-252
本構築のメガ枠。ボスラッシュ以降ずっとクレセリアの補完として使っています。攻撃性能を上げました。理由としては、big-kに対する安定感が無かったので、ジャラランガを確定に出来るCラインと、ジャラランガより速いSラインを確保しました。
ばかぢから
ようき
(実数値)145-182-135-x-116-139
(努力値)0-252-0-0-4-252
本構築の穴埋めとして6枠目に入ってきたポケモンです。元々はカミツルギが入って居たのですが、カミツルギの特殊耐久の無さに納得が行かなくなり、次のポケモンを探す事にしました。この6枠目に求められている要素は「バンギラスに強い、サンダーに強い、カプ・レヒレに弱くない、ランドロスに弱くない」です。他の五体が処理速度の遅めなポケモン達で構成されているので、なるべくシンプルなアタッカーが欲しいと思い、ASスカーフでの採用となりました。
カプ・コケコ@とつげきチョッキ
おくびょう
(実数値)151-108-106-134-120-181
(努力値)44-0-4-148-196-116
本構築の地雷。クレセリアが準備してる間に頭数が減っては困るので特殊ポケモンに対して受け出せる育て方をしました。せぱるさんの構築記事を参考にしたのですが、回した結果もう少し火力と速さが欲しいと思ったので、ゲンガーのヘドロばくだん耐えまで耐久を落とす選択をしました。
ランドロス@フィラのみ
まもる
じしん
とんぼがえり
どくどく
いじっぱり
(実数値)193-187-119-111-108-126
(努力値)228-36-68-0-60-116
このルールにおけるランドロスは、構築のエンジンになる事がとても多く、このランドロスもそういう育成をしました。その結果いわなだれを失う事になってしまいましたが、終盤でクレセリアが回復してるだけでゲームを詰め切る事が出来たり、対エレキシード瞑想クレセリアに勝てないので、そこに刺して行く為にいわなだれより優先度が高いと判断しました。
めいそう
こごえるかぜ
おくびょう
(実数値)207-67-141-114-152-150
(努力値)92-0-4-156-12-252
本構築の軸。ボスラッシュ以降DDラリアットのガオガエンに遭遇する事が増え、エレキシードでの採用を見送る事にしました。
この選択での1番の利点は、叩き耐性では無く、クレセリアミラー等におけるこごえるかぜの打ち合いで、相手がクレセリアを切るタイミングでエスパーZで切り返すことで瞑想しつつ素早さを150まで戻すことが出来ます。
また、瞬間火力も出す事が出来るので、1瞑想から殴る選択も取れるようになりました。
ガオガエン@マゴのみ
バークアウト
とんぼがえり
おにび
しんちょう
(実数値)200-139-117-90-134-93
(努力値)236-28-52-0-92-100
- 陽気A252メガメタグロスの-1地団駄木の実込み確定4発
- 控えめC252メガサーナイトのハイパーボイスを木の実込み確定4発
- 臆病C252メガゲンガーのヘドロばくだん255/256(追加効果比考慮)で2耐え
- 最遅100族-1
フレアドライブが無いのはいつもの事なので、今回は鬼火の話をしようと思います。
元々このガオガエンにフレアドライブは必要無いと考えていて、その時にこのガオガエンの4枠目の候補に上がった技は、「吠える、けたぐり、鬼火」の3つでした。吠えるはボスラッシュの時に使っていたのですが、トリックルーム対策や、瞑想クレセなどの詰めへの対策になります。けたぐりは、構築で重いバンギラスやカビゴンへの高打点になりますが、特に重いカビゴンを倒せる訳ではないのでボツになりました。
鬼火を最終的に選んだ理由は、1番プレイングの幅が広がると判断したからです。バンギラスやカビゴンも見る事が出来、更にクレセリアへの毒を鬼火で予め焼くことで対策する事などが出来ます。
バークアウトは構築単位で重いヒードランに対してのお茶濁しで、最終的に一般的に採用されるガオガエンが覚えている技を2つ捨てる選択になりましたが、何度も何度もこの構成だから勝てた試合があるので、このPTにおいては正解だったと思います。
素早さは、90ガエン意識の91ガエン意識の92ガエンを数件見つけたので、93という数値はとても良かったのではないかなと思います。
5.基本選出
対ガルコケコ
表ランドクレセ
裏ブルルガエン
対ガルレヒレ
表リザクレセ
裏ガエンコケコ
対リザランド
表コケコクレセ
裏ガエンランド
対テテフグロス
表コケコクレセ
裏リザランド
対バンギグロス
表リザガエン
裏ブルルランド
対サナガエン
表リザガエン
裏クレセランド
対big-k
表リザコケコ
裏ランドクレセ
対コケコマンダ
表ガエンクレセ
裏コケコランド
対ルンパ雨
表リザコケコ
裏クレセガエン
対ラグ雨
表リザツルギ
裏ランドクレセ
対エルテラ
表リザブルル
裏ランドクレセ
対トリル
表ガエンクレセ
裏コケコランド
6.後書き
構築コロコロオタクなので、1年間同じ並びを煮詰めるという事が初めての経験でとても楽しかったです。
今期は強い構築を作りたかったので、既存の形では無いものを考えて組んで行きました。
ぶっちゃけ攻撃的なリザードン構築で"リザドランランドクレセレヒレツルギ"のPTより優れたものは組めないので、徹底的に保守的に組む事に拘り続けました。今まで無い形のリザードン構築だと思って呼んでもらえたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
何か質問等あれば@misaka3510rまで。